木質製品の含有水分量を管理することは、林業におけるとても重要な課題です。過剰な水分は、最終製品の品質や生産に大きな影響をもたらすことがあります。MoistTechのNIR水分センサーを使えば、木質製品の生産者がリアルタイムの情報に基づいて水分レベルを管理することができ、原材料や燃料のコストを低下させ、収量を増加させ、製品をより均一にすることができます。加工工場がよりニッチな製品を作るようになり、加工の要件がより厳しくなったため、水分の調節は以前よりも必須なものになるでしょう。

業界のパートナーによる協力と30年の知識を生かし、MoistTechは、繊維、鋸くず・おがくず・木片・木粉などの林業産品に対する非接触式水分計測に関して、最先端の木材用水分センサーを提供しております。幅広い林業産品に対して合計数千個のセンサーが世界中に設置されています。MoistTechでは、NIR水分センサーの継続的な計測結果を見るためのオンライン測定用水分センサーも、ライン付近での現場試験または品質管理ラボなどで使用する研究所用NIR水分センサーも、両方とも提供しております。

NIR(近赤外線)水分計測は、従来の方法に比べて明らかなメリットがある非接触型の計測方法で、使いやすいことは最も重要ですが、危険な化学物質を使わず、製品の試験をより効率的に行うことができます。NIR分析では、収集・乾燥・正確なサンプルの計量など、手動で行われるすべての作業が不要です。リアルタイムのデータは、加工工場に配置されているプロセス管理システムに直接提供されます。

木材の水分分析を行う利点

  • エネルギー使用量の減少
  • 瞬間的かつ正確な水分の管理による高品質な製品の製造
  • 火災や爆発のリスク削減
  • 工場の生産効率のモニタリング
  • 板材の圧縮に伴う爆発の予防
  • 乾燥機の管理
  • 水分および樹脂の管理のための混合のモニタリング
  • 生産性の向上
  • 低いコスト
  • 最高の成果をもたらす稼働
  • 稼働停止時間の削減

木質製品の乾燥機での測定

 木材の乾燥は、最もコストがかかり、最も重要な、硬材加工の段階の1つです。これは、木材の品質を改善し、乾燥機のコストを下げるために行われます。運び込まれる木の水分を計測し、乾燥機への供給量を設定することで、乾燥機の過剰使用を防ぐことができます。水分の計測および管理のためにNIRを使用する加工工場は、乾燥中の二酸化炭素放出量を削減することにより、燃料消費量の減少とエネルギー効率の最大化という恩恵を受けます。また、温度が高過ぎたり水分が少なすぎたりするときに発生する「ダスティング」は製品の損失につながりますが、これを削減します。さらに、出口部分で材料の計測を行うことによって、ブレンダーに向かう材料が樹脂を加えるために最適な水分含有量かどうか、また、パレット化前の最適な水分量(10〜20%)か、確かめることができます。乾燥機の出口部分で水分を計測することで、燃料の使用量を大幅に節約することができ、さらに重要なこととして、火災や爆発のリスクを予防することができます。各センサーに搭載されている傾向分析を用いることで、問題が発生する前に問題を操作者に知らせることができます。

 

木質製品のブレンディング

ブレンダーに投入される製品は、工場の稼働にとって致命的です。正しい水分含有量であることによって、正確なブレンディングを行うことができ、これによって、廃棄物を削減し、大幅なコスト削減をすることができます。水分や樹脂の管理コストは設置後数週間の節約コストだけで賄うことができると、多くの工場が報告しています。ブレンダーの出口部分において、正しく樹脂が追加されたことを確認するためにプロセスを調節することができ、これによって、成形プロセスにおける高湿度が引き起こす、圧縮による爆発を予防します。板材が割れないようにし、正確な水分および樹脂の管理が、素晴らしい性能の板材となることを保証します。各センサーのソフトウェアに搭載されている傾向分析を用いることで、発生した問題が生産を阻害する前に、操作者がその問題を予防することができます。

原材料とおがくず

林業におけるもう1つの重要な課題は、加工工場に持ち込まれる原材料の品質をモニターすることです。パルプ用樹木の多くは重さを測って購入されるため、水分量に関する情報は、加工工場がどの程度の量の樹木を購入するか決定するために必要です。また、プロセスのモニタリングは、使用される原材料となる樹木の品質にばらつきがあるため、とても重要です。水分が過剰だと、樹脂のコーティングに影響を与え、板材の剥離や割れを引き起こします。持ち込まれる原材料は、0.5%以内の精度でモニターすることができ、これによって、乾燥機を操作する人が、作業の阻害につながる大きなプロセスの変更を予防することができます。送風中の乾燥機を管理できることにより、0.1%以内の精度で正確な水分レベルを維持する出力にすることができます。おがくずに使用する場合には、より効率よく燃焼し、大幅に燃料コストを削減するように、この材料を混合することができます。

木質単板

木材の含水量は、強度・乾燥・接着剤の養生・接合性能など木質材料の多くの性質に影響を与えます。水分の計測は、材料の流速を一定に保つために、単板の製作過程におけるプロセスの管理の重要な部分を担っています。Moist TechのNIR水分センサーを使うことで、リアルタイムのデータが加工工場に配置されているプロセス管理システムに直接提供されます。

MoistTechのオンラインおよびアットラインでの水分計測は、以下のような木質製品にお使いいただけます。

木材用水分計の設置と較正

 IR-3000 moisture sensor MoistTechのIR-3000水分センサーは、木材加工産業において幅広く使われており、乾燥機・ブレンダー・原材料などのプロセスを管理するためにリアルタイムでの水分計測を行うことに理想的です。設置は素早く簡単に行うことができ、木材用水分センサーを製品の数インチ上に取り付ける必要があるだけです。MoistTechの製品データベースを使うことで、木材用水分センサーを当社で事前較正することができます。水分量のわかっている製品サンプルを使って、出荷前の数分で各装置を較正することができます。これによって、現場での設置がより一層簡単になります。

 IR-3000は、同様のプロセスに使用される他の装置に転送できるように、較正設定を保存します。各木材用水分センサーは同一のものであるため、同じような使用範囲で使われるすべての装置で較正設定を利用することができます。標準的な電源の要件とすべての出力能力が搭載されています。センサーは、他の一般的な出力方法に加えて、Ethernet接続や、必要な場合には、複数の4-20mA出力を通じて、幅広いデータを提供いたします。操作用インターフェースとデジタルディスプレイも提供することができます。より詳しい情報や個別の使用法に関するご相談については、MoistTechまでお問い合わせください